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幼児さんと一部小学生は、紙版画を制作。小学生以上は彫刻刀を使います。学年毎に、無理なく制作できるように、初めて彫刻刀を使う一年生には、石膏版でやさしく彫刻刀の使い方を覚えます。少し慣れた二年生には初めての木の板なので、サイズを小さくして制作。三年生以上になると、大きめの板をしっかり彫って、作品にします。
油絵の制作風景は、なかなか手が離せなくて撮れませんでした。残念!
高学年でふしぎな文字が充分に楽しめて時間が空いた子たちに、三原色や明度と彩度の話をして、自分の配色カードを作りました。教室にも色相環の表を貼り出したので、事あるごとに、学んでいけたらいいなと思います。
小学生は日々新しい漢字や英語を学んでいるので、文字に関心があります。そこで、古代のエジプト文字のヒエログリフやヒンディー文字、トンパ文字や漢字の隷書体や草書体などを見せて、気に入った文字を見つけてデザインして色をぬりました。
幼児さんは、色紙を自由に切ってできたふしぎな形から発想して、想像画を描いています。色紙がいろんなものに見えました。
4/29現在
緊急事態宣言に伴い、4/8から休講とさせていただいてます。連休明け5/7から開講予定ですが、宇治市が休校延長の要請を出せば、さらに造形教室の休講が延長になる見込みです。
3/11投稿
小学校の一斉休校に伴い、教室をお借りしているみのり幼稚園も自主登園のため、3月前半を休講といたしましたが、TV新聞ネット等で知り得る情報や京都市や宇治市の感染状態や指針、学校や学童の様子や園の登園状況等を踏まえ、園とも相談の上、みのり教室3/18水曜日より、再開いたします。
子ども達は原則マスク着用で、教室に来たら手洗いとアルコール消毒をし、教室では換気を1時間に一回はしますが、お天気であれば窓を開けて制作します。キャンデイタイムの前にももう一度消毒ですね。アルコールシートで消毒できる場所(机、椅子、ドアノブや引手)はマメに拭きます。
子ども達が大勢集結しないように、時間帯の調節もしておりますので、ご協力よろしくお願いします。
京都の嵯峨野に嵯峨面と言うお面を復刻されて制作されておられる方があり、地元の小学校でも嵯峨面制作に取り組んでおられました。その小学校の取り組みにアイデアを頂き、発展させて造形教室で制作しています。
幼児さんは粘土で型を作り、その上に和紙をはり重ねる昔ながらのはりこの技法でお面を作り、お面の裏には補強も兼ねて骨董品の大福帳からとった文字の書かれた古和紙を貼っています。お面の表に胡粉で下地を塗ってからいつものえのぐで着色しています。
小学生は厚紙を帯状に切るところから始まり、それでお面の芯になる形を作って、上から和紙をはり重ね幼児と同じくはりこの技法で形を仕上げました。裏に貼る古い和紙についても、昔の人は紙を大切にした事や大福帳の意味や、江戸や明治の生活を想像してみたりしました。和紙に書かれている続き文字が100年前だと既に私でも何て書いてあるか分からず、時の流れを感じました。
表に塗る胡粉と膠についてもいろいろ学んでから、自分達で胡粉を乳鉢で擦り、膠を湯煎で溶かし、擦った胡粉に投入して自作の白いえのぐを作りました。その白いえのぐを下地としてお面に塗り、乾いてからえのぐで着色しています。幼児さんも簡単にこの過程は踏まえて制作しています。皆、大昔の大福帳を破りとるのに緊張していました。
着色の前にハンダゴテで焼いて目と耳の穴を開けました。できるだけ制作過程も昔の作り方に近づけています。
着色が終わったら、色紙などで飾り付け、次はこよりの制作です。今は目にすることのないこよりの説明から始まり、ティッシュペーパーを細くさいて練習してから和紙で作りました。こより作りにハマった子もたくさんいました。
最後に願い事を赤い和紙に書いて完成したお面に貼りました。
幼児さんから小学4年生くらいまでは、群馬に伝わる昔話「キノコの化け物」を読み聞かせました。そして心に残った場面を絵にしてみます。でも登場人物や景色や小道具などは、お話通り出なくても構いません。お話はきっかけにすぎません。感じた事思った事をどんどん描きました。
それより上の学年は、宮澤賢治の「双子の星」を読んでもらって、イメージを膨らませて、賢治の世界観を自分なりにどう捉えたかが伝わるように描きました。